おおはんごうそうなの?

 

外来種のオオハンゴウソウを除去して本来の森を守る活動に参加させていただきしました。

 

オオハンゴウソウ・・北海道民なら誰でも知ってる、あの黄色い花の~です。

 

南米原産の多年生植物で、観賞用に持ち込まれたものが自然繁殖したとのこと。環境省特定外来生物に指定されていることも割と知られている植物。

 

花が咲けば間違いなくわかるのですが、今時季のオオハンゴンソウは、まさにナリスマシ植物。その気になって見ないと見分けが付かなくて… 草丈がヨモギやトリカブトとほぼ同じで、同じエリアに生えている… 葉の裏の状態はヨモギより緑で艶がある、けど…ヨモギと並べて見比べれば、ああそうか、というくらい似ている姿のものもあり、株元に赤みがあるもの特徴ですが、でも個体差でトリカブトも株元が赤い・・ 

 

匂いと葉茎の質感、葉の状態を併せて観察して、たぶんこれだなっと。除去するとなると、抜いてはいけないものを抜いてはいけないので、間違っていないか慎重に。植物除去初心者の私、熟達した方々に沢山のことを教えていただきました。

 

いつもと違う植物観察眼を学べたことが楽しくて、また森が少し身近に感じられるようになってきました。繁殖力の強い植物は、こうやって生き延びる姿を身に着けているんだなぁ… 

 

二ホンタンポポよりセイヨウタンポポの方が繁殖力が強いのは、病害虫に強いだけでなく開花時期が長いことも特徴だったり。ホメオパシーで使うタンポポのマザーチンクチャーはセイヨウタンポポを原料としているのは、やはり、それだけ植物の生命エネルギーが強いからなのかなと思います。

 

・・でも、まわりに迷惑をかけずに強く存在するって、結構むずかしいかな。トラック何台分も除去しても、きっと今シーズンも、オオハンゴンソウの花畑を目撃することになりそうな。

 

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夏至初候・第28候(七十二候)

定植した夏野菜が雨を待っているなぁと感じます。

ジョウロの水では違うんですよね、

雨と気温で葉を広げるために

いまは根を伸ばして頑張っているんだろうな、と思いつつ、

やっぱり地上部の生育を気にしてしまうこの頃。

暦ではウツボグサが枯れていく頃。

風織の畑のウツボグサもいつしか姿を消しました。

「ウツボ」と付く名前の植物っていろいろあるんだなぁと。

キヨスミウツボという希少な花が咲くのが今この5日間ほどとのこと。

七十二候の暦があるように、

植物は5日間ほどで移り行くのだと実感します。

靭状の花の姿にウツボと付く名前を付けるほど、

日本人は植物とともに暮らしてきたんだなぁ。