かるた大会1回目 Aから始まる・・

雪深い当別では、冬の間の勉強会はお休み…その間に2019年度の「セルフケア上級編10回講座」にご参加の皆さんが、かるたを作ってくださいました。『手作りホメオパシーかるた』です。春になってかるたを持ち寄って講座再開^^なんとも素適な仕上がりでした。

 

「あ」から「わ」まで50音のかるたで、読み札の一文のなかに、ホームキットのレメディ―がひとつ入っています。実際に身近に起きた症状にこのレメディ―を使ってみて改善した体験から生まれた言葉や、お勉強された資料の中で印象に深いレメディ―の特徴だったりします。

 

実際に、講座にご参加の方々とかるた大会をして、畑の野菜の景品付きで盛り上がったり、健康相談に来られた小さなお子さまがかるたをして待っていてくれたり。。風織の相談室で人気者のかるたです^^

 

このかるた、少しずつブログでご紹介していきたいと思います。皆さんのセルフケアのお役に立てたらうれしいです。。では始めます☆

 

ぜかな?と思ったらすぐアコナイト」

ぬほえてびっくりしたらアコナイト」

いぼうに あたりすぎて かぜをひきそうなときアコナイト」

まのぼり水とうのお水の中にはアーニカ」

ょく中毒、げりしたり はいたりしたらアーセニカム」

 

Acon.(アコナイト)はヨウシュトリカブトから作られたレメディ―です。日本の三大有毒植物であるドクウツギ、ドクゼリ、トリカブト…そのひとつです。トリカブトを摂取した場合、摂取量が多いと心臓停止に至る成分を含む、この植物の特徴が、トリカブトを希釈振盪して作られたアコナイトのレメディ―の特徴になっています。ハーネマンがトリカブトを実験的に極微量摂ったときの心身の特徴を記述したマテリアメディカによると、「全身凍えるような寒気、額と耳たぶの熱さと体内の乾いた熱を伴う」「動悸と不安、体温が上昇する、特に顔」等の記述があります。この植物を毒性のないところまで希釈し、振盪して作ったレメディ―がAcon. です。急性症状の初期段階や、精神的なショック症状の初期の状態にあるときに同種のレメディ―です。風邪の引きはじめや、急にびっくりすることがあって心臓がどきどきしているときなど、日常の多くの場面で使う頻度のたかいレメディ―のひとつです☆寒さで風邪の引き始めのときや犬に吠えられてびっくりしてしたときの、かるたの絵、リアルですよね、ホメオパシ―を使っている方ならお馴染みのレメディ―ですね。

 

Arn. (アーニカ)はウサギギクから作られたレメディ―です。ウサギギクは、毒性のないキク科の植物で、消炎効果や鎮静効果があります。実際にハーネマンがウサギギクを実験的に摂ったときに、捻挫したような痛みや打撲したような痛みが現われたことをもとに、この特徴と同じような症状があるときに、Arn. のレメディ―を使います。傷や捻挫、打撲などの外傷があるときに欠かせないレメディ―です。山登りなど怪我をしやすい環境に行くときには、携帯したいレメディ―のひとつですね、セルフケアの備えがあるとお出かけも安心、楽しく山登りいってらっしゃーい♪という一枚ですね。実は心の傷にも使います・・

 

Ars. (アーセニカム)は、三酸化ヒ素から作られたレメディ―です。無味無臭のこの鉱物には嘔吐や下痢を引き起こす毒性があり、この鉱物を毒の成分がなくなるとことまで希釈振盪して作られたのがArs. のレメディ―です。吐き気や嘔吐、下痢など、この鉱物の特徴と同種の症状があるときに使います。食中毒(絵うま過ぎですね)など消化器系の急性の症状、また身体が非常に冷えて悪寒がするような風邪症状、不安を伴う呼吸器症状があるときにも役立つレメディ―です。

                     次回につづきます☆

 

※ここで取り上げているレメディ―の特徴は、効果効能ではなく、ハーネマンのマテリアメディカをもとに、原物質の特徴と同じような症状があるときに使うことで自己治癒力が高まり本来の健康体をとり戻す、という同種療法の視点でとらえています。ここではハーネマンの『マテリアメディカプーラ(日本語訳)』をもとにお話しています。

※当センターではホメオパシーのレメディ―をご紹介しておりますが、レメディ―等の販売は一切行っておりません。お困りの症状があるときには健康相談でレメディ―をお選びします。お気軽にお問い合わせください。